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カナダ9月CPIは前年比3.1%上昇、ガソリン高の一方で物価動向に差
20 October 2026

カナダ9月CPIは前年比3.1%上昇、ガソリン高の一方で物価動向に差

カナダ統計局が10月19日に発表した9月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比3.1%上昇し、8月の3.0%から伸びが拡大しました。ガソリン価格の上昇率は22.8%から27.8%に加速。一方、ガソリンを除くCPIは2.4%から2.2%に鈍化し、総合指数とは異なる動きを示しました。公式発表

前月比では、季節調整前の総合指数が0.1%、季節調整後は0.4%上昇しました。店舗で購入する食品の前年比上昇率は2.8%から1.7%へ鈍化した一方、住居費は1.5%から1.8%へ加速しました。食品の上昇率低下は値上がりのペースが緩やかになったことを意味し、価格水準が以前に戻ったわけではありません。カナダ統計局

カナダ銀行は、1~3%の管理レンジの中点である2%のインフレ率を目標としています。政策判断は将来の物価動向を見据えるため、単月の統計だけで次回の金利決定が定まるものではありません。金融政策の枠組み

DecodeFXの市場分析

市場を考えるうえでは、物価圧力の持続性と広がりが焦点となります。燃料費の上昇と他分野の伸びの鈍化が併存する今回の結果は、カナダドルや金利の見通しに対して一方向の材料とは言い切れません。エネルギー主導の上昇と、サービスや他の商品にも広がる上昇では、政策への示唆が異なる可能性があります。

今後は追加の物価統計、賃金動向、中央銀行の発信を合わせて確認することが判断材料になります。ガソリンを除く指数は有用ですが、カナダ銀行が重視する基調的なインフレ指標と混同しないことが大切です。この統計だけから、カナダドルや債券利回りの方向を断定することはできません。インフレ指標の説明

オタワのカナダ銀行本部(資料写真、2022年4月12日)。撮影:方畢可/Wikimedia Commons、CC0。CPIの発表機関はカナダ統計局です。 写真の出典・ライセンス