アカデミー / ニュースと取引アイデア / すべての記事
米商業原油在庫は310万バレル減、ガソリンと留出油で動きに差
22 October 2026

米商業原油在庫は310万バレル減、ガソリンと留出油で動きに差

発表されたデータ

米エネルギー情報局(EIA)が10月21日に公表したデータによると、10月16日までの週の米商業原油在庫は、戦略石油備蓄を除いて約310万バレル減少し、4億1250万バレルとなりました。

石油製品の在庫は方向が分かれました。ガソリンは約300万バレル減の2億530万バレルとなった一方、留出油は約170万バレル増の1億430万バレルでした。

製油所の原油処理量は日量平均1664.9万バレルで、前週から3.4万バレル増加しました。国内原油生産量の推計は日量41万バレル減少し、1326.9万バレルとなっています。こうした週間の供給データは、在庫変動の背景を読む材料になります。

市場の注目点

原油とガソリンの在庫減少は、それぞれの在庫余力の縮小を示します。ただし、留出油は積み増されており、すべての燃料が同じように逼迫したわけではありません。在庫は生産、精製、貿易、消費の組み合わせで変わるため、原油在庫の減少だけで需要の加速を判断することはできません。

今後の報告では、この違いが続くか、反転するかが確認点になります。製油所の稼働状況や輸出入と在庫を合わせて見ることで、単一の数字を価格予測とみなすよりも需給を把握しやすくなります。今回の発表だけで原油価格の方向は決まりません。

出典:EIAの10月21日週間報告、公式石油需給表。

米国の製油施設に停泊するタンカー。2024年1月30日撮影(資料写真)。撮影:PhotoBoy02/Wikimedia Commons、CC0。 写真の出典とライセンス.